最近の自動車の買い替え事情はどんな感じ?

車には最新の技術はもちろんのこと、その時代ごとに求められる性能が極端に表れるものだと思います。スポーティーさが求められていた時代、頑丈さが求められていた時代、車内空間の広さが求められていた時代、乗り心地や高級感が求められていた時代など様々ですね。もちろんそれらを全て取り込んだ車も存在しているでしょうが、特にどこに特化しているかという話になると、やはりその時代の色が出てきます。あえて時代に逆行するような車は除いて、ですが。

では、最近の車の買い替え事情はどんな感じなのでしょう。やはり「低燃費」だとか「ハイブリッド」など、とにかくガソリン代がかからないもの、環境にいいものが選ばれる傾向にあるでしょう。各自動車メーカーもそこに力を入れていますし、各社こぞってハイブリッド車を主力商品にしてきていますね。アイドリングストップなどの環境性能にも力が入れられていて、世の中や地球にとってはいいことなんでしょう。

でも、ある意味「車らしさ」が失われがちな時代なのかな、とも個人的には感じます。力強い加速、ズッシリとしつつもしっかりと操作できるハンドリング、安定したコーナリング性能など、走りそのものを意識した車は、あまり前面には出てきていないなと。買い替える人もなんだかんだでハイブリッド、低燃費を意識して購入していますし、時代の流れなのでしょう。車好きの人からすると、少しさみしいことかもしれませんね。

この傾向、買い替え事情が今後いつまで続くかは、正直不明です。またガソリンの値段も下がってきていますし、「そんなのは気にしないから面白い車に乗りたい」と思う人も、また増えてくるかもしれません。ただ言えることは、時代や世間の流れによって車に求められる性能は違いがあり、それは買い替え事情にダイレクトに反映されてくるということでしょう。